長距離ドライブによる身体への負担について
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長時間の運転による身体への負担の原因とは
長時間運転する場合、身体に大きな負担がかかります。
座りっぱなし
ドライブ中は長時間同じ姿勢を続けるため、腰に負担がかかりやすくなります。
また、血流が悪くなり倦怠感を感じることも。そもそもシートがあっていなかったり、適切な姿勢がとれていなかったりすると、さらに腰に負担がかかります。
解消法として正しい姿勢が大切です。腰とシートが密着するように深く座り、体重を点ではなく面で支えるようにしましょう。
ハンドルを片手で操作し、もう片方の手は肘かけという姿勢は、楽に感じるかもしれませんが実は身体を歪ませて血流を悪くする原因なので、ハンドルは両手で持つようにしましょう。
車内の揺れや振動による身体への影響
車内の振動や揺れによって、腰痛や肩こりなどの症状が現れることがあります。
視線の固定による目の疲れ
長時間のドライブ中、目の疲れがたまりやすくなります。運転中は目から多くの情報を得るため、四方に視線を配りながら凝視する状態が続きます。
また、直射日光を浴び、まばたきの回数が減ってしまうため、目が乾いた状態に。
対策としては紫外線が強い日中は偏光グラスや、UVカット効果のある薄い色のサングラスがおすすめ。トンネルで外す煩わしさがなく、目の疲れを軽減できます。
空気が悪くなる
現在の車はとても密閉性が高くなっています。車内の快適温度を効率的に維持するためです。
しかし、密閉性が高いから起こる問題があります。
例えばエアコンをずっと内規循環にしている二酸化炭素濃度が高くなります。
二酸化炭素濃度が高くなると疲労感の増加や注意力の低下、眠気や頭痛を引き起こすと言われているため、注意が必要です。
解決法として内規循環と外気循環を定期的に切り替えたり、窓を開けて空気を入れ替えたりしましょう。
適度に休憩を
長時間運転をしていると疲れはたまっていきます。適切に休憩をとるようにしましょう。
一般道路だと4時間毎に30分、高速道路では2時間毎に30分の休憩をとることを心がけてください。
疲れを感じていなくても一度車を停めて、身体を動かすことが大切。同時に5分だけでも目を閉じて目を休めることも効果的です。
水分補給も大切。
こまめな水分補給も大切です。とくに長時間のドライブはトイレに行くのが面倒だといって水分を控える人が多くいます。
実は逆効果で、水分が不足すると血がドロドロになり、血流が悪くなります。血流が悪くなると老廃物がたまり、神経を圧迫して腰や肩への負担に。
のどが渇く前に水分を補給することが大切です。